おつる、舞い戻る。

ひっそりダイエット記録

我慢は体に良くない?

 

 

 

世界フィギュアが始まっているそうですが、

わたしは断然、羽生結弦推しです。

 

彼のしなやかで力強い演技は、

素人のわたしでも感動してしまいます。

 

彼は、何故あんなに強いのだろう?

何故あんなに美しい演技で多くの人々を

魅了してしまうのだろう?

 

 

わたしの職場の大先輩は羽生氏の強さは

「彼は己を律することができているからだ」

と分析していました。

 

 

 

"己を律する"

主に、自分の欲望を制御するときに使われる言葉。

目標達成のために自分に課したルールを守る、というところでしょうか。

 

その大先輩は、さらに加えて

「誰のためではなく、自分の理想の為にしていることが、"己を律する"ということの本質だ」

と言っていました。

 

 

羽生氏は、インタビュー時に

「ライバルは誰か」という問いに対して、

最終的には

「自分がライバルだ」と返すそうです。

 

彼は、誰と競ってるでもない

メディアの評価を気にしているでもない

 

金メダルを獲って当たり前

どれだけ自分自身が満足できる演技をして

高得点を出せるのか

そして、どれだけ多くの人に希望と感動を与えられるのか

 

 

そこに集中しているんだと見て取れます。

これが、己を律することの極みだと。

 

だから、金メダルを獲っても満足いかない点があればどこか悔しそうな顔をしていたり、

銀メダルだったとしても、どこが改善点だったのかを把握できたら満足気な顔をしたり、

 

彼の心のバロメーターは、

周りの評価じゃ揺れ動かないのでしょう。

常に自分と対峙している。

世界基準ではなく、常に自分基準。

これが強さの芯なのかも。

 

益々好きになってしまいますよね。

惚れてまうわ、ホンマに…

 

 

 

さて、前置きが大分長くなりましたが。。

 

前記事にも書いたように、

アルコール依存症克服のゴールはどこなのか」問題。

 

 

はっきり言って、断酒は意味がない

 

と信頼する友人にも、尊敬する職場の大先輩にも言われてしまいました。

 

そもそも根本が間違っていると。

 

 

「断酒」

というと聞こえがいい風に取れますが、

その状態を例えていうなら

「ゲームのし過ぎで親にゲーム機を取り上げれた」

でしょう。

"ゲーム機"を取りあげたから"ゲームができなくなる"

という、半ば強制的な手段であります。

 

 

じゃあ、幼かった頃の私たち。

ゲーム機(わたしなら漫画かな)を取り上げられて素直に宿題やお手伝いをしたでしょうか。

 

答えは、イエスです。

 

厳密に言えば、最初の時だけイエスです。

だって、一時的に良い子にしてれば

そりゃあおかんもおとんも許してくれますよね。

 

上っ面だけ良くして、本質的には全く変わっていない。

まぁ、子どもだもの仕方がない。

 

そうしてゲーム機を取り戻した子どもたち、

約束の時間を守ってゲームを楽しむことが出来るでしょうか?

 

 

 

答えは、ノーです。

 

厳密に言えば、最初は守れます。

が、

結局また時間を守らなくなって親に怒られ

最終的には取り上げられる、の

無限ループ。

だって、心から反省していないんだもの。

 

 

 

さて、わたしの断酒。

 

このゲーム機取り上げ論と全く一緒。

きっと、みなさんが許して

「もう呑んでもいいよ」と言われ

なんの訓練もしないまま呑んだ暁にゃ

スリップ(再飲酒、再酒乱)まっしぐらでしょう。

今度こそ、社会復帰が難しいと思われます。

 

 

そう、

<何がダメだったのか>を

ちゃんと「理解、把握」をして

「反省と対策」、そして

「目標設定とそのための手段」を決めて

「一定期間の訓練」をしなければならない。

これが依存症克服の基礎であり王道だと考えてます。(持論)

 

 

断酒=反省ではないのだと、

今更ながら気づくのです。(遅い)

 

 

しかし、

反省としての断酒、ではなく

訓練としての断酒、はわたしは大切なことだと思っているのです。

 

じゃあ、この先のゴールは??

どこにあるの??

 

ザッと、イラストにまとめました。

 

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これ、自分で描いてて、

恐ろしいな…と震えました。

 

今のわたしからしたらかなり厳しい訓練。

呑めないことが厳しいのではなく、

「1杯で辞めなければいけない」というのが

相当厳しい…!

かつてのわたしは1呑むも100呑むも一緒でしたからね…!

それを1杯で留めるのは至難の道…!

究極の訓練でしょう…!!

 

 

ゴールは27歳誕生日です。

まだ25歳です。

ゴールまでに1年と7ヶ月要します。

 

 

ここで一番大切になってくるのが

冒頭で書いた「己を律すること」

 

そして、タイトルにある

「我慢は体に良くない」

 

己を律すること、

我慢をすること、

 

二つは『自分を縛る』という側面では

一緒なのですが、

 

律するは「本心の願いを叶えるためにルールを課して訓練する」

 

我慢は「本心に逆らって自分を抑えるためにルールを課して苦痛を味わう」

 

と、根本が全く違うのでしょう。

(我慢が悪いことだとは言わない)

 

 

断酒を始めたのは結局、我慢から始まったのでしょう。自分のことですが…

 

 

でも、我慢は体に良くない。

そして根本解決にはならない。

 

 

だから、わたしは

「またみんなと楽しく呑めること」

を心から願って、

今はそれに向けて長期的な《訓練》を

していこうと決意しました。

 

最初は我慢だらけでしょう。

でも、それをいくつか乗り越えていく内に

真に律することが出来ていくのだろう、

そう希望を持って

断酒期7ヶ月を、まずは「楽しもう」と思います。

 

 

 

あいも変わらず長い文章になってしまいましたが…

 

 

アルコール依存症克服には、

皆様の協力が不可欠なのだと痛感しました。

 

 

わたしの訓練に協力してくれる友人や、

ちゃんと方針通り舵を切ってくれる大先輩、

ノンアルでも良くしてくれるバーのマスターや飲み友だち、

ノンアルを協力してくれるお客様方、

 

頭が上がりませぬ…。

 

 

 

また美味しいお酒を楽しく呑めるように

精進致しますので、

今後とも、鶴実をよろしくお願い致します。